職場で食べて大丈夫?職場おやつの注意点と効果的なおやつって?

職場おやつ
おかき知識

職場で仕事中に、自宅で勉強中に、小腹が空いておやつ食べたいな・・・でも太りたくないし、何だったら食べていいんだろう・・・。そんなお悩みを持ったあなたの悩みを解消します。おやつにはしっかりと気を使っておかないと、太ったり生活習慣病になったりする危険がたっぷり。ここでは、おやつの目安量や職場でお菓子を食べるときのメリットと注意点、職場でおすすめのおやつを紹介します。

1 おやつの役割

あなたは「おやつ」と「お菓子」の違いが気になったことはありませんか?お菓子の「菓子」はそのままでもわかりますが、おやつの「やつ」って?日常的に仕事中や勉強中に職場や学校でおやつ、帰宅後におうちでおやつ…あれ、その量、大丈夫でしょうか?気になるおやつの疑問を解決していきましょう!
まずは、おやつの意味と目安量を確認していきましょう。

そもそも「おやつ」とは?

おやつの「やつ」は江戸時代の言葉「八つ」が由来になっています。
八つ」とは午後2時から4時までの時間を表します。江戸時代中期までは1日2食が主流だったので、「八つ刻(やつどき)に小昼(こびる)」と言って間食をしたそうです。
つまり、食事と食事の間に食べる「間食」を「おやつ」というのですね。
現代人は1日3食が健康的とされており、理想的な間隔は約4~5時間。働く皆さんは7~8時間、もしくはそれ以上空いてしまいますよね。
正しく小腹を満たし、仕事や勉強に集中させてくれるお菓子を常備しておきたいですね。

3時のおやつ

おやつの目安量

農林水産省によると、おやつの量は1日200kcal程度を目安にすると良いそうです。

200kcalの目安例
せんべい 3~4枚/ポテトチップス 1/2袋/板チョコレート 1/2枚/どら焼き 1個/ショートケーキ 1/2個/アイスクリーム 小 1個

1日にこの量なのできついと感じる方は、食事の白米の量を減らしたり甘い飲み物を飲まないようにしたりするなど、1日のカロリー数で考えて調整しましょう。

ちなみにお酒だと、
日本酒コップ1杯(200ml)/ビール 缶1本半(500ml)/ワインコップ1杯(260ml)/焼酎(ストレート)コップ半分(100ml)
が200kcal相当だそうです。

(参考:農林水産省

200kcalが少ないと感じても、200kcalを消費するためには

  • 水泳=30分
  • 自転車=45分
  • ウォーキング=1時間

などの運動量が必要です。

ジムに通っていたりランニングする習慣がある方にとっては、200kcalの消費は簡単かと思います。
運動する機会がないけど、自宅と職場の行き来でおやつ分のカロリーを消費したい方は、エスカレーターやエレベーターではなく階段を使ったり、いつもはショートカットする道をあえてぐるっと周って歩いたり・・・
運動を意識して移動するようにしましょう。

2 職場でおやつを食べるメリット

仕事や勉強をしているとどうしても集中が切れたり、こもってばかりいると気分を変えたかったりしますよね。
実は、おやつは健康や空腹、集中力に効果があるだけではなく、同僚や上司・部下とのコミュニケーションにも効果的です!
意外と役割が大きいおやつの時間。そのメリットを見ていきましょう!

おやつの時間・コーヒーとクッキー

集中力の回復

職場で誰もが経験する集中の切れ目。大人でも集中力が続くのは45分と言われています。
集中力を維持するために必要なものは糖分で、その代表となるおやつは「チョコレート」。
おやつとしてチョコレートを食べると、カカオフレバノールという成分が働き、1.5~2時間後に認知機能(物事を正しく理解し行動する能力)が上昇するという研究結果も出ています。さらに、高カカオのチョコレートを食べると集中力アップ以外にも美肌効果や高血圧の予防効果、動脈硬化予防効果など、メリットがたくさんあります。
しかし、食べすぎにはくれぐれも注意してくださいね!

気分転換

仕事中、考えすぎて煮詰まってしまった・・・そんな時におやつを食べるとリフレッシュ効果も期待できますね。特に、サクサクのおかきやあられは一口で食べられ、噛むことで脳をリラックスさせることができます。洋菓子をコーヒーと一緒に、というのも素敵ですが、カロリーや効果を考えると温かいお茶と一緒におかきやあられを食べるのもいいですよ。ほっこりして一度落ち着き、気持ちを入れ替えましょう。

仕事仲間との話題作り

職場の仲間と一緒におやつを食べたり、デスクに置いておくことで話題作りにも役立ちます。休憩中、話題に困った時はおやつを見て「〇〇さんは抹茶味とか好きですか?」と話をふり、その流れで「京都に出かけたことありますか?」など、話を広げやすくなりますよ。果物ならその産地の話を、メーカーならCMに出ている有名人の話題を…という風に、応用は効きますのでぜひお試しくださいね!
仕事でフォローしてもらったお礼としてお菓子を渡す方も少なくありません。おやつを渡すことで、「話すきっかけ」を作ることができます。今まで伝えにくかった感謝や謝罪、お願いもおやつでワンクッション置いて、心の負担を減らして話しかけることができます。
私も過去に、その日機嫌が悪そうだった上司に「よかったらどうぞ」とおやつを渡して、その流れで「質問があるんですけど・・・」と話しかけたことがあります。おやつをもらって嬉しくない人はいないはずなので(ダイエット中の人はわかりませんが)、コミュニケーションのきっかけとしても使いましょう。

3 職場のおやつの注意点

誰でも仕事中や勉強中にでおやつの時間は挟むもの。でも、時には周囲に不快な思いをさせてしまうことも・・・(経験談)
周りに失礼がないように、次の3点に気をつけましょう!

オフィスイメージ

バリバリ、ボリボリ・・・お菓子の音

職場の休憩スペースでお菓子を食べるなら心配は少ないですが、デスクで何か食べよう…という時は音に注意しましょう。例えば、バッケージのガサガサ音が大きいなら事前に小分けにして持っていく。バリバリと食べる音が鳴るなら飲み物と一緒に口に入れるなど、エチケットを忘れないようにしましょう。

お菓子のゴミ問題

溶けたチョコレートがついた個包装のごみはそのまま捨てると虫が寄ってきたり、食べかすが多く出るようなものはお隣さんの気分を害したり…と意外とおやつから迷惑に思われてしまうことも。
お仕事や勉強をしながらお菓子のゴミを机に置きっぱなしにしていると、書類が汚れてしまう弊害もありますのでご注意を・・・!(経験済み)

食べ過ぎ

職業にもよりますが、長時間のデスクワークによる運動不足とお菓子の食べ過ぎが重なると、糖尿病予備軍になる危険性もあります。仕事に集中できないからといって食べてばかりいると、気づかぬうちに太るだけでなく体内を蝕んでいるということも。職場の周りをお散歩したり深呼吸をしたり・・・他のリフレッシュ方法も並行して行いましょう。
また、ガサガサとお菓子を食べてばかりいると、周囲に「あ、あの人集中してないな、食べてばっかりだな」と思われてしまう可能性もあります。何度もガサゴソしてしまうと周囲の迷惑にもなるので、飴やガム、飲み物も有効に活用しましょう。

4 仕事や勉強中におすすめのおやつ

チョコレート

チョコレートのカカオフレバノールの力は前述しましたね。集中力を高め、パフォーマンスを上げることにつながります。チョコレートにはリラックス効果もありますので緊張状態が続いたプレゼンの後などにも効きますね。

アメ・ガム

口の中にいれておくだけで数十分は持つのでオススメです。乾燥する職場だったらのど飴も重宝されますし、風邪気味の同僚も喜んでくれますね。ガムも噛んでいる時間に集中力を高める効果があります。噛むことで記憶を保存する海馬を活性化させ脳がリラックスし、ストレスを緩和させます。
高校生の頃に理科や社会の暗記をしながらよくガムを食べていた経験がありますが、確かに集中力アップに効果があったような気がします。

ドライフルーツ

老化を予防する抗酸化作用をもち、食物繊維を多く含むドライフルーツ。整腸作用をもつ、女性の強い味方です。さらに、生の果物よりも栄養価は約3倍高いのでいいことづくしです。一つ欠点を上げるならば、お値段が張ってしまうので大事に食べたいところですね。

ナッツ

不飽和脂肪酸やビタミンを含み生活習慣病の予防効果があるナッツは、適度に摂取することで美容にも健康にもいいとされています。しかしナッツは健康にいいと見せかけて、カロリーが高いので食べ過ぎには要注意です。例えばアーモンドは100gで600kcalもあるそうです。間食にするなら量は考えないといけないですね。

せんべい

腹持ちで選ぶなら断然おせんべいやおかき。噛む回数が多くなるので、脳の活性化や虫歯予防、老化予防があります。
一口サイズのおかきは、バリッとかじって食べるおせんべいよりも食べやすく、女性に人気があります。変わった味のものも最近ではお店でよく見かけますので、しょっぱいものから甘いものまで楽しめます。
音が鳴るのが心配という方には、お口の中でジュワッと溶かして食べることもできる、ふわっと焼き上げたおかきやおせんべいがオススメです。遊び心のあるパッケージのおかきだと話題にもなり、配るのも楽しいですね。

豆入りおせんべい

まとめ

みんな大好きなおやつ。おやつについて紹介した内容をまとめてみましょう。

  • 1日のおやつの目安量は 200kcal
  • 職場でおやつを食べるメリット→①集中力の回復 ②気分転換 ③話題作り
  • 職場のおやつの注意点→音・ゴミ・食べ過ぎ
  • おやつの働きにあった選び方をしましょう!

職場で仕事の合間や勉強中に食べるおやつは、栄養補給以上の役割があります。安くて美味しいお菓子がいい、ということも大切ですが、おやつの働きを踏まえてより効果的に摂取できるものを選びましょう!

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